イノベーションコースト構想

生活科学科では、イノベーション・コースト構想事業をとおして農福連携について学んでいます。今回は第1回目の事業として、障害の捉え方、いわき市での取り組みについて講演会を行いました。講師の先生は、東日本国際大学・健康福祉学部の田中みわ子先生です。

皆さんはこの絵のどこに「障害」があると思いますか?障害の捉え方

「足が悪いこと」「車椅子に乗っていること」という、本人に注目した捉え方や、「スロープが必要なこと」「車内の手すりが車いすの邪魔になること」という、環境に課題を見出した捉え方が発表され、積極的に取り組むことができました。先生は「バスに乗りたい方が乗れているので障害はない、という見方もできる」と教えてくださり、様々な捉え方について考えを深めることができました。

講義中

障害の有無にとらわれず、誰もがやりたいことができ、快適に過ごせる社会になればよいと思いました。

 5月28日(水)に株式会社グリーバルの石黒様をお招きし、緑地土木科2年生を対象に福島イノベーション・コースト構想人材育成事業の一環で、特殊緑化の講習会を行いました。

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特殊緑化とは、屋上や壁面、室内など植物が育つには厳しい環境に緑化を行う技術です。

今回の講習では、特殊緑化について理解を深め、今後の特殊緑化の計画・設計や施工に向けた内容となりました。

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また、講演の中で鹿児島にある植物の順化施設の方とオンラインで対談することができました。

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今後も福島イノベーション・コースト構想人材育成事業を通じて、先進的・実践的な知識と技術を身につけるために取り組んでいきます。

1月27日(月)2年生活科学科の生徒を対象に、ふくしまオーガニックコットンプロジェクトに関する講演会を開催いたしました。講師は理事を務める鈴木純子先生です。

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「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」は震災後の休耕地を活用し、福島の復興を目指すことを目標にスタートした活動です。今回はその経緯を学び、実際に収穫したコットンを使ってかわいらしいマスコットを作りました。

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集合写真

オーガニックコットンの栽培は手間がかかり、多くの人手を必要とします。コットン畑には多くのボランティアが各地から集まり、人と人との繋がりが生まれているそうです。私たちが何気なく生活している地元にもこのような取り組みがあることを知り、自分たちには何ができるのかを考えるきっかけになりました。

11月11日(月)お天気にも恵まれたポッキーの日!

介護福祉基礎を選択している2年生18名は泉崎村のこころん様を訪ね、農福連携の取り組みについて理解を深めました。この日は障害を持つ利用者様と一緒に、玉ねぎの定植を行いました。お昼はこころん様が運営するカフェで作っていただいたお弁当を食べ、その美味しさに感動!農場長の関根様や利用者様からも様々な体験談を伺い、自分の人生についても考えさせられました。

生徒の感想

友達や関根さん、利用者の方々と色々なお話をしながら作業ができて、とても良い経験になりました。障害を抱えていても働く場所があり、社会とつながる事が出来ていることがとても大切だと感じました。(小名浜一中出身 R・M)

 

 

 

8月27日(火)台風10号の影響が心配されたこの日・・・びっくりするほどの快晴本日は3年D組がNPO法人ザ・ピープルが管理する「みんなのはたけ」へ出向き、オーガニックコットンの除草作業を行いました。東洋大学・国際社会学部の1年生もボランティアに来ており、猛暑の中、大変ではありましたが楽しく活動してきました!

「みんなのはたけ」は震災後の休耕地を活用し、地域の活性化と人と人とのつながりを生むために、代表の吉田恵美子さんが中心になって丁寧に手入れをしている土地です。1時間という短い体験でしたが、少しでもお役に立てていれば嬉しいです。

生徒の感想

2年生の時に講演を聴き、オーガニックコットンを使ったマスコットづくりや糸紡ぎをした「あのコットン」がこんな風に育っているのが感動的だった。10月のコットン収穫も楽しみです(H・H植田中出身)

大学生と将来の事など、色々おしゃべりしながら作業出来て楽しかったです。講習会だけでは分からなかったことが今回の体験で詳しく理解できて良かったです。(M・K 湯本一中出身)

6月24日(月)介護福祉基礎を学ぶ生活科学科2年生19名が、いわきワイナリーへ!ここでは通常の事業所に雇用されることが困難な方に働く場を提供し、生活の自立支援を行っています。しかし、単なる社会貢献にはとどまらず、生産したワインは世界的な賞を受賞し、各メディアで紹介されていますので、御存じの方も多いのではないでしょうか?

本日は、実をつけ始めたぶどうのお手入れをお手伝いした後、マネージャーの四家麻未様による講義を受けました。そして、美味しいぶどうジュースの試飲も

 

6月とは思えない暑さでしたが、有意義な時間を過ごす事ができました。明日の授業では、いわきワイナリーのような「就労継続支援」について学びます。

2月15日(木)に東京農業大学造園科学科の水庭千鶴子教授に来ていただき一年生を対象に講習会を行っていただきました!

 

 

主に東京農業大学の説明から造園について教えて頂きました

初めて造園について学び、庭造りだけが造園ではないことを知りました。

公園や道路の街路など身近なところに造園の技術が使われていることも学ぶことができました。

 

 

生徒たちも話をメモしたり、疑問に思ったことを質問するなど、初めて学んだ造園の分野に興味を持つことができました

今回学んだことを今後の授業や進路に活かしていきたいです

 

講義に来ていただいた東京農業大学水庭千鶴子教授

ありがとうございました!

 

 

緑地土木科『VR体験!』 2024-01-25 [ah2310]

1月18日(木)に出前授業で新潟県の『小柳建設株式会社』様にお越しいただき、最新の建設業について教えて頂きました!

新潟を拠点に、土木事業と建設事業をメインのお仕事とする総合建設会社(ゼネコン)です!カッコいいですね

 

 

みなさんは3Kという言葉を知っていますか?

きつい・汚い・危険 です

ですが小柳建設さんではこのイメージを新3K

給与・休暇・希望 として

新たな取り組みを行っているそうです!

そのため、ホワイト企業ランキング№1!羨ましい!

働きやすい職場作りのために、

建設生産プロセスの可視化やコミュニケーション機能、データを空間上に出すドキュメント機能、作業手順や安全確認のシミュレーション機能

が使えるHolostructionを開発し会社で活用しています

 

 

操作の仕方を教えて頂き、一人一人体験することができました

自分が動くことで建物の中にも入れるようで体験していない人からみるととても面白い光景でした

 

 

専用のゴーグルからみるとこんな感じになります

すごい技術ですね私もやってみたかったです

 

今回のお話を聞き、最新の建設業について学ぶことができました

VRを使うこともなかなかないので生徒も興奮していました

今後の授業や就職にも繋げていきたいです!

 

小柳建設株式会社の皆様、遠い所から機材を持っての授業、

ありがとうございました!

1月17日(水)に一年生を対象に、南相馬市にある『福島ロボットフィールド』に見学に行ってきました!

ロボットによるインフラ点検と災害対応の実証試験のために整備される国内唯一の試験場です。

 

 

 

トンネル、橋梁、プラント、市街地、道路などの構造物の中で、想定される全ての災害環境、老朽化状況を再現していました!

 

 

研究棟では、各試験場の準備、加工・計測に加えて、ロボットの性能評価のための風、雨、防水、防塵、霧、水圧、温湿度、振動、電波に対する試験を行うこともできることを学んできました

 

 

また、試験フィールドは地上だけでなく、無人航空機エリアや水中水上ロボットエリアなどがあり、様々な施設も見学することができました

学んできたことを今後の授業に活かしていきたと思います

 

12月19日(火)NPO法人ザ・ピープルより吉田恵美子先生をお招きし、講演会を開催しました。ザ・ピープルは1990年より、地域の生活課題の解決に向け、幅広く活動している団体です。

この日はザ・ピープルの活動がどのような経緯で農福連携に繋がったのかというお話を伺い、発端は東日本大震災にあると知りました。私たち2学年は震災体験を実体験として語れる最後の世代だと言われており、伝承することの意義についても考えさせられる講演でした。

講演会の後半は、農福連携で栽培・収穫したオーガニックコットンを使用したマスコットづくりに挑戦しました。同じ材料なのに、仕上がりは千差万別コットンボールから糸に加工するまでの体験もさせて頂き、楽しく学ぶことができました。

 

 

生徒の感想

これまで学んできた農福連携が、とても身近なものに感じた。RUSHやPatagonia等の有名なブランドもザ・ピープルのオーガニックコットンを利用していると知り、取り組みの拡がりに驚いた。マスコットづくりや糸を紡ぐ実習も、普段では経験できないことなので、とても楽しかった。

吉田先生、ありがとうございました!